ヘブライ人への手紙 4章
だから、わたしたちはこの安息にあずかるように努力しようではありませんか。さもないと、同じ不従順の例に倣って堕落する者が出るかもしれません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 4章11節
20160429
坂井 孝宏(湘南恩寵教会)
だから、わたしたちはこの安息にあずかるように努力しようではありませんか。さもないと、同じ不従順の例に倣って堕落する者が出るかもしれません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 4章11節
坂井 孝宏(湘南恩寵教会)
2016年4月の聖書日課をまとめて表示します。
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「この安息」とは、イエス・キリストを信じる者に約束されている、永遠の完全な憩いです。主イエスのもとで、すべての涙をぬぐわれ、すべての労苦から解き放たれ、安心して息ができる…。
「この安息にあずかるように努力」するとは、具体的には、御言葉を受け、そこで告げ知らされる福音を聞き取り、信じることと言えるでしょう(2、3節)。もちろん信仰は、私たちの努力ではなく、聖霊の恵みによって起こされるものですが、聖霊の働きは、私たちの側の積極性を用いるという仕方でなされます。
この努力を怠るとき、「不従順の例」に倣うことになります。かつてイスラエルの民は、エジプトを脱し、ヨシュアによってカナンという「安息」の土地に入るように導かれましたが、その時、不従順と不信仰によって、入れなかった人びとがいました。
私たちの地上の日々も、荒れ野の旅路のように試練続きです。しかし、そこでこそ信仰は意味を持ちます。聖霊に助けられて行う努力をしようではありませんか。約束された永遠の憩いを仰ぎ見て、主の道にとどまりましょう。