ヨハネの黙示録 14章
また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に14万4千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。
……この者たちは、小羊の行くところへは、どこへでも従って行く。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 14章1節、4節
また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に14万4千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。
……この者たちは、小羊の行くところへは、どこへでも従って行く。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 14章1節、4節
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この章は、厳しい戦いを強いられている者に、終末の完成を垣間見せます。海辺に立つ竜は敗北し、小羊がシオンの山に立ち、獣の像を拝むことをしなかった者たちが小羊に従っています。竜と2匹の獣は、どのようにしても、小羊に従う者をこの地から抹殺することはできません。
14万4千人とは、文字通りの人の数ではなく、12の2乗掛ける千で、神の選びの確かさを表すものです。彼らの額には、獣の名の刻印ではなく(13章16、17節)、小羊と小羊の父の名が記されています。小羊の血によって贖い選び分かたれた人びとです。彼らは、小羊を愛し、小羊の行くところへは、それが十字架の道であっても、どこへでも従って行きます。この者たちは、「神と小羊に献げられる初穂」です(4節)。
私たちは、この初穂に続く者です。小羊が勝利される時、必ず、小羊の勝利を喜ぶ神の民がそこにいます。私たちは、勝利の小羊をほめたたえるために神に選ばれた者、神と小羊に献げられた者です。ただし、勝利に連なるには、「イエスに対する信仰を守り続ける聖なる者たちの忍耐が必要」です(12節)。