理性が戻る | ダニエル書 4章

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ダニエル書 4章

その時が過ぎて、わたしネブカドネツァルは目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来た。わたしはいと高き神をたたえ、永遠に生きるお方をほめたたえた。
その支配は永遠に続き
その国は代々に及ぶ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ダニエル書 4章31節

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ダニエル書は、天にいます神こそが歴史の主であると何度も語っています。しかし、人間は心をかたくなにして、この歴史の主の前に身をかがめようとしません。

ネブカドネツァル王もそうでした。ダニエルの夢の解き明かしによって警告を受けても、王宮を散歩している時、バビロンの繁栄と自分の権勢を誇ります。すると、まことの神は、直ちにその傲りを裁くために王を獣の姿に変えてしまわれます。王は人間社会から追放されて、野の獣と共にしばらくの時を過ごします。その後、彼は悔い改め、我にかえります。その時のことを聖書はこう語ります。「わたしネブカドネツァルは目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来た」。彼は神を賛美し、讃えます。

御言葉はここで、「理性が戻って来た」と語っています。神を信じ、神を崇めるようになることが理性を取り戻すことなのです。事実、神を信じることなく傲りに生きる時、人間は獣のようです。それは本当ではないでしょうか。「神を信じることほど人間らしいことはない」とある人が言いました。理性を取り戻して歩みましょう。

橋谷 英徳(関キリスト教会)