テコアの牧者アモス | アモス書 1章

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アモス書 1章

テコアの牧者の一人であったアモスの言葉。それは、ユダの王ウジヤとイスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代、あの地震の2年前に、イスラエルについて示されたものである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 1章1節

テコアの牧者アモス

テコアとは、ベツレヘムの南10キロほどのところにあるユダの地域です。ユダ出身のアモスですが、北のイスラエル王国についての主の御言葉をおもに取り次ぎます。もちろん、南のユダ王国についての主の御言葉も取り次ぎます。

「ユダの王ウジヤとイスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代」と言いますから、紀元前760年くらいのことです。列王記を読むと、「主の目に悪とされることを」行う「神に背く王たち」が、次々とイスラエルに出てくる時代です。そういう時代にテコアの牧者アモスが主によって召されました。彼は、いわゆる職業預言者ではありませんでした。けれども、主は時に応じて、人びとを預言する者として立てられるのです。

私たちは、皆が特別な神学教育を受けた御言葉の働き人でも、長老でもありません。主はそのような私たちを、神の正義と憐れみを伝えるために、呼び出されます。

今日も、神の公平、正義、憐れみ、愛を証しするために、私たちはそれぞれの持ち場に召されて遣わされていきます。そこは、家庭、学校、職場、病院、地域社会かもしれません。私たちもまた、預言者です。

芦田 高之(新浦安教会)