私たちはキリストの体、大切なその部分 | コリントの信徒への手紙一 12章12-31節

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コリントの信徒への手紙一 12章12-31節

あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 12章27節

私たちはキリストの体、大切なその部分

教会とは、私たちとは、何者か。それは一人ひとりが、まるで人体のように組み合わされた、多様性と一致が両立している共同体である。しかし、この言葉では足りません。それ以上のことをきょうの御言葉は語ります。

私たちはキリストの体である。キリストは、実にこの私たち一人ひとりを体として用いて行動され、私たちによってこの地を歩まれ、御自身の御業を為してくださいます。それは、私たちが自分自身の体の主であること以上に尊く大事な事実、真理です。

そして私たちが、自分が大事なキリストの御体の一部であることを喜ぶとき、同時にキリストも、御自分の体として私たちを大切にしてくださいます。その骨格を支え保ち、御自身の命の血をその隅々にまで行き渡らせてくださいます。この教会という御体を、御自身の復活の命と同じ新たな命にあずからせて、今もキリストは、天からひとつの霊を遣わして、この体を御自身の宮として支えてくださいます。

キリストは、教会という体を通して働き、またその体の中に、今も生きていてくださっています。

吉岡 契典(神戸改革派神学校)