主なる神こそ我が力我が喜び | ハバクク書 3章

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ハバクク書 3章

しかし、わたしは主によって喜び
わが救いの神のゆえに踊る。
わたしの主なる神は、わが力。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ハバクク書 3章18節~19節

主なる神こそ我が力我が喜び

主なる神は、神の幻に信頼して、忍耐強く神の御業を待つように告げられました。ハバククは、暴虐と不法に満ちた有様を「災いだ」となお嘆きますが、次第に神の御前に沈黙することを学びます(2章)。そして、やがて主の御業を待ち望む信仰の確信に立って、主をほめたたえることへと導かれました。3章には、神殿で聖歌隊によって歌われる賛美の歌として、ハバククの詩が収められています。

ハバククは、「あなたの御業に畏れを抱きます」と告白し、天と地に満ちている神の栄光に目を向けて、主をほめたたえます(2~6節)。ハバククのまなざしは、地上の災いにではなく、主なる神を仰ぎ見ることに向かいます。また、出エジプト以来、イスラエルの民に示されてきた主の救いの御業を思い起こして、「わたしは静かに待つ」と告白します(7~16節)。そして、「いちじくの木に花は咲かず、ぶどうの枝は実をつけず」(17節)、災いがなお続こうとも、主によって喜び、「主なる神は、わが力」と告白するのです。ここにハバククの信仰的応答が示されています。

主なる神は、ご自身の民を「信仰によって生きる」ことへと導き、信仰に固く立たせてくださるお方です。今、私たちも、主なる神こそ我が力、我が喜びとして、主に依り頼む信仰によって生きる民とされています。

【祈り】

私たちの歩みを「信仰によって生きる」ことへとお導きください。

望月 信(鈴蘭台教会)