キリストは肉となって来られた | ヨハネの手紙二

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ヨハネの手紙二

彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そうとしません。こういう者は人を惑わす者、反キリストです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙二 7節

キリストは肉となって来られた

イエス・キリストは、神の子でありながら、私たちと同じように肉をとって、この世界に生まれました。この出来事を「受肉」と言います。この「受肉」の出来事は、主イエスが私たちと同じ人間であることを意味しています。このことを、私たちが論理的に理解しようとしても無理なことです。「受肉」の出来事は、それほどまでに不思議なことだからです。そのため、古代教会において、「神の子が私たちと同じ人間として生まれてくるわけがない」と考えた人たちがいました。確かに、そのように考える方が普通かもしれません。

しかし、ヨハネは、この「受肉」を否定する者たちを「反キリスト」と語りました。主イエスが私たちと同じ人間としてこの世界に生まれることは、私たちが罪から救われるために、必要なことだからです。

このように主イエスには、神の性質と人の性質の両方があります。古代教会は、主イエスが神であり、人であることを「二性一人格」と言い表しました。その後、「二性一人格」の信仰を告白することは、正しい教会のしるしとなりました。神の子イエスがほかでもないこの私を罪から救うために、私のところまで来てくださいました。このことは、真理です。

【祈り】

神の子であるイエスが私たちを罪から救うために、この世界に生まれてくださり、ありがとうございます。

浅野 正紀(江古田教会)