風間義信（江古田教会牧師）

メッセージ： 「罪の奴隷からの解放」

　ごきげんいかがですか。江古田教会の風間義信です。

　聖書の中にはたびたび「僕（しもべ）」という言葉が出てきます。これは奴隷と言うことでして、聖書の時代には奴隷の身分の人々も数多くおりました。そしてこの言葉を使って「罪の奴隷」という言い方もされています。「罪の奴隷」、いかにも嫌な響きですが、どういうことでしょうか。

　今の時代、奴隷という制度はないかもしれません。けれども、よく考えてみますと、自分の心の中に本当はしてはいけないことだとわかっていながらもしてしまう思いがあります。そのような自分の力ではどうすることも出来ない圧倒的な力に左右されていることこそ、罪の奴隷状態なのです。

　奴隷状態はそこから解放されませんと、生き生きと過ごすことが出来ません。でも自分の力でその道を開くことは出来ません。だから奴隷なのであり、誰かに解放してもらわなければなりません。

　この私の力ではどうにもならないことをしてくださり、罪の奴隷から解放してくださったのがイエス・キリストです。そしてただ解き放ってくださっただけでなく、生き生きと生きるために必要な御言葉を与えつづけてくださり、今日もあなたの一日を支えてくださっているのです。