ご機嫌いかがですか。東川口教会の櫻井です。
何年か前の夏のキャンプの思い出です。朝食を準備している部屋でふざけていた子供たちの誰かが誤って消火器を倒してしまいました。すると部屋は真っ白な煙で覆われ、準備した朝食はすっかりだめになってしまったのです。ところが消火器を倒したことを謝りに来る子は誰もいません。そこで一人の牧師が子供たちに向かってイエス様がある婦人の罪を許されたという聖書のお話をし始めたのです。そして「これをやった人は正直に言いなさい」と語りかけました。私は彼の話を聞いていたときに「消火器を倒したくらいでおおげさだなあ」と思ってしまいました。しかし、その後でそれを倒した子供が正直に謝って来たというお話を聞いたのです。もし、あのときこのことをうやむやにしてしまったら、おそらく消火器を倒した子供はその失敗をキャンプの思い出にして帰らなければならなかったはずです。しかし、失敗を許された彼はそのいやな思い出から解放されることができたのです。
私たちの人生にも様々な失敗が起こります。たとえそのことを隠し通すことができてもその思い出はいつまでも私たちの心を支配するのです。しかし、イエス様は私たちに赦しを与え、私たちの人生からつらい思い出を取り去ってくださる方なのです。あなたもこのイエス様を信じて、その赦しを受けてみませんか。
聖書の言葉
「そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。」ルカによる福音書7章48節