いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。けさも最初に聖書の言葉に耳を傾けましょう。フィリピの信徒への手紙2章9節からです。
「神はキリストを高くあげ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。」
キリスト教信仰の中に、「迷信だ、非科学的だ」とよく言われる教えが二つあります。いずれもキリスト教会が最も大切なものとして信じ続けている教えですが、一つは、真の神が人間イエスとして生まれたという教え、もう一つは、十字架に死んだキリストが復活したという教えです。
この二つを合わせると、天におられた真の神が人間となってこの世に来られ、死んで、しかしよみがえって、再び天に昇られたとなります。信じてもらいやすいというだけならずっと天におられて愛の教えを語られたというだけの方がよさそうですが、なぜキリストはエレベーターのように上下移動されたのでしょうか。
それは、私たち人間が、愛の教えを語られただけでは自分で自分を救い上げることができないからです。それで、最後の手段としてご自身人間となって天から私たちの所まで降りてきて下さり、まさにエレベーターに乗せるようにして私たちを救い上げにきてくださった、これがイエス・キリストという天からの救い主なのです。