お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
旧約聖書の一番最初、創世記には、神様が天地万物を無から創造なさったことが記されています。そんな創世記の物語を読んで行く時、わたしたちはある大切なことに気づかされます。それは創世記1章31節にある「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった」という御言葉です。
わたしたちはつい、「どうせ世の中なんて」とか、「どうせ自分なんて」と言うように、この世界や自分を否定的に考えてしまうことがないでしょうか。もちろん、この世の中には問題がたくさんあります。自分自身の中にも、弱さや欠点がたくさんあります。「どこが極めて良いのだろうか」と、疑問に思うかもしれません。
しかし、神様がお造りになった世界は、最初から、今のような問題を抱えていたわけではありません。聖書は問題の原因が、人間の罪にあることを教えています。だからこそ神様は、罪の問題を解決するためにイエス・キリストをお遣わしになったのです。
今の世界や、今の自分に問題があるからと言って、現実から目をそらしても何の解決にもなりません。大切なことは、この世界と自分が、神様によって愛されていること信じて生きることです。神様は必ずすべてを「極めて良かった」と、言えるようにしてくださいます。