あさのことば 2007年11月27日(火)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 良い羊飼い

 ご機嫌いかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 聖書を読んでみますと、イエス様は、ご自分のことをいろいろなものにたとえています。今日は、「わたしは良い羊飼いである。」ということをみてみます。私たちの生活の中では、羊飼いというのは馴染みがないかもしれません。このたとえで、イエス様が強調している二つの点をみます。一つは、「良い羊飼い」は羊のことを心にかけていると教えます。たとえば、単なる雇い人に過ぎない者は羊の面倒を見ていても、狼が襲ってきたらまっさきに逃げてしまう。ところが、良い羊飼いは、羊のことを心にかけているので、羊のためには命を捨てることさえする、それほどに心にかけているということです。

 もう一つは「良い羊飼い」は、自分の羊を知っていると教えます。これは実際の羊飼いもそういうことがあるそうで、100頭でも200頭でも、羊飼いは一匹一匹名前をつけていて、その気性や性格、あるいは家系に至るまで知っているということさえあるそうです。

 そうすると、イエス様がご自分のことを「良い羊飼いである」とおっしゃったのは、一つには、ちゃんと一人一人の、気性や性格や、色々なことを知っていてくださって、かけがえのない一人としてみてくださる、そういうことでしょう。そして、二つ目には、そういう一人一人のことを、その一人のために命を捨てるほどに、心にかけてくださっている、ということでしょう。イエス様から見ると、あなたは、その他大勢の中の一人ではないのです。ちゃんと名前を知っていて、性格も何もかも知っていて、そうして心にかけている、そういう一人なのです。

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