おはようございます。札幌教会の貫洞です。
映画やテレビドラマなどの脚本を書かれる方が、役者の育成についておもしろいことを言っておられました。「人作りは、木を育てるような感覚で考えなければならない」すなわち、木の苗を植えてから、1年、1年、年輪を刻んで、木は成長していく。そのような心構えで見守っていかなければならないということでした。
神様もまた、木を育てるような感覚で人を見ておられます。人生には、成功することもあれば失敗もあり、注目されることもあれば無視されることもあるかもしれません。それらの出来事を経て、時を重ねながら実を結ぶことこそ幸いだと聖書は教えます。
現代は、何でも大急ぎの時代ですから、人生に対する評価も大急ぎになりがちです。しかし、時が来なければ実は結ばれません。木を育てる感覚で人生を見直してみるのも良いことではないでしょうか。神様は、人間に対して特別のご計画を持っておられます。そのご計画の大切な内容の一つがこれです。
「主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人、
その人は流れのほとりに植えられた木、
時が巡り来れば実を結び、葉もしおれることがない。
その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。」
聖書・詩編1篇2節3節の言葉です。