おはようございます。札幌教会の貫洞です。
「わたしは弱いときにこそ強いからです。」(2コリント12:10)
これは聖書の中にある使徒パウロの言葉です。「あなたは弱いですね」と言われて、喜ぶ人はいないと思います。しかし、聖書は、しばしば神様を羊飼いにたとえ、人間を弱い羊にたとえています。これは、「弱いですね」と言われたくない私たちにとって、とても不愉快なことかもしれません。
しかし、聖書に登場するダビデという王様は、自分を羊にたとえて、次のように歌いました。
「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、
魂を生き返らせてくださる。」(詩編23:1-3)
弱い羊ですが、羊飼いが共にいるので満ち足りています。疲れやすい羊ですが、羊飼いが新たな力を与えてくれるので、生き返ります。
さらに、ダビデはこう続けます。
「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖、
それがわたしを力づける。」(詩編23:4)
神様が共におられるから、死さえも恐れないと歌っているのです。人を羊のように導いて、ここまで強くすることのできる神様を共に礼拝いたしましょう。