いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書、ルカによる福音書8章48節にこう記されています。
イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」
十二年このかた出血が止まらず、医者に全財産を使い果たしたが、だれからも治してもらえない女がおりました。彼女は、群衆に紛れ込み、後ろからイエスさまの服の房に触れたのです。するとどうでしょうか。直ちに出血が止まり、癒されたのです。しかし、そこで困ったことが起こりました。イエスさまが、「わたしに触れたのはだれか」と言って探しはじめたのです。弟子のペトロは、「先生、群衆があなたを取り巻いて、押し合っているのです。」と申しました。けれどもイエスさまは、「だれかがわたしに触れた。わたしから力が出て行ったのを感じたのだ」と言われました。私たちはここから、イエスさまの服の房に触れた女の思いが、なみなみならぬものであったことを教えられます。彼女は、この方の服の房にでも触れれば癒していただけると信じて、イエスさまに触れたのです。そして、イエスさまはそれを、「あなたの信仰」と呼んでくださったのです。あなたを癒したのは、わたしに対する信頼であるとイエスさまは教えてくださったのです。
私たちを癒してくださるお方、それはイエス・キリストです。そのことを信じるとき、イエスさまはあなたにも「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」と言ってくださるのです。