いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
私は家内から「あなたは自分のことしか考えない」と言われることがあります。「えーっ? 一体、僕のどんな所が自分勝手だというんだ。」と、私は思ってしまいます。自分ではもう気がつくことができないほどまでに、私の性質、性格、生活習慣となってしまっている。これが、自己中心とか自分勝手という深ーい病根です。
一体どうしたら、この深ーい病根を治すことができるのでしょう? 聖書は言います。それはただ、イエス・キリストに目を注ぎイエス・キリストに思いを集中することだ、と。
聖書の言葉です。フィリピの信徒への手紙の2章にこんな言葉があります。
「あなたがたは、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにも見られるものです。キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」フィリピの2章でした。
私を愛し、私を生かすためなら、神としての身分を捨ててもいい。十字架にかかってもいい。これがイエス・キリストです。このイエス・キリストに心の目を注ぐ時、私たちの自分中心に凝り固まった心に、「相手のために」という思いが生まれてくるのです。