メッセージ: 休ませてあげようて
いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書11章28節からです。
疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。
今は忙しい時代です。競争のある社会です。自転車に乗っているかのように、走るのを止めると倒れてしまいそうです。だれもが癒しと安らぎを求めています。そのような中、「疲れた者、重荷を負う者、休ませてあげよう」とのイエス・キリストの御言葉は、私たちの心を引きます。
ところで、主イエスは、荷をすべて降ろさせてくださる、とはおっしゃっていません。生活や生きていくことに疲れてしまうことさえある私たちは、一切を捨てて休みたいと思うことがありますが、しかしそれでは、一時的にはよくても、抜け殻になるだけです。
そうではなく、重荷の代わりに軽い荷を背負わせてくださいます。私たちが、重いからといって逃げたり止めたりするのでなく、むしろ軽やかに生きるようにしてくださるのです。そのために、私たち一人一人の価値と使命と居場所を教えてくださり、人生の重荷を一緒に背負って共に歩んでくださる。それが、イエス・キリストという救い主であられます。ここにこそ、本当の安らぎがあるのです。
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