いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
人間、楽しい時にはつい鼻歌を歌ったりするものです。心から湧き出る楽しい気持ちがメロディーとなって出て来てしまうのを誰も留めることはできません。もとより、楽しい気持ちを敢えて隠さなければならない必要もないでしょう。
そういう意味では、クリスマスの歌ほどたくさんの人々が生み出した歌はありません。古い時代から現代にいたるまで、今なお新しいクリスマスの歌が生まれる勢いです。
クリスマス・キャロルといえば、誰もが知っている歌に「もろびとこぞりて」という歌があります。世界中、いろいろな国の言葉で歌われる有名なクリスマスの賛美歌です。「諸人こぞりて、迎えまつれ。久しく待ちにし、主はきませり」と続きます。
その「もろびとこぞりて」の5番の歌詞は、「平和の君なる 御子を迎え 救い主とぞほめたたえよ」と歌います。
争いの絶えないこの世界で、平和を願う気持ちは世界中誰でも同じはずです。イエス・キリストは「平和の君」としてやって来たのです。それは、神と人との間に平和を打ち立て、人と人とが安らいだ関係の中で生きるようになるためです。
きょうのみ言葉…「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、『驚くべき指導者、力ある神 永遠の父、平和の君』と唱えられる。」旧約聖書イザヤ書9章5節