キリストへの時間 2008年8月24日(日)放送    キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

土田靖昭(高知教会長老)

土田靖昭(高知教会長老)

メッセージ: 幸福な人生

 おはようございます。高知教会の土田靖昭といいます。
 この頃、霊能者や占い師と呼ばれている人が、テレビで芸能人を相手に、あなたは生まれる前はこうだった、そして生まれ変われば、こうなる。そう言われると、芸能人の人達は一様に驚き、そのあと、さも納得したようなやり取りで番組が薦められて行くのを、目にすることがあります。
 世界はすべて一人の神によって造られました。それは、イエス・キリストの父なる神です。人も神によって造られ、動物も植物も、海も山もすべて神によって造られたのです。
 神の意志によって、わたしたちが人として生まれた。この現実のほうが、もっと驚きではないでしょうか。

 キリスト教会では、「人のおもな目的は、神の栄光をあらわし、永遠に神を喜ぶことである」と、教えています。
 人は猿から進化したのではありません。
 人は人として神に造られました。
 人は神の意思に忠実に従う者として造られました。しかし人は神に対して、罪を犯してしまいました。罪とは、神を神としてあがめないことです。神なしで人は生きられると、思い上がってしまいました。これがキリスト教で言う罪です。神を神としなくなってから生まれてくる人は、神のよい性質も人の悪い性質も両方持って生まれてくるので、人は自らの力では、救うことも、神の栄光をあらわすこともできません。

 クリスマスツリーの一番上に飾る星、これをダビデの星と言います。この星があなたの歩む道をどこまでも明るく照らしてくださって、決して道に迷うことがないように導いて下さる。これが神の恵み、神の栄光なのです。イエス・キリストの父なる神を神と信じ、神の言葉である聖書に耳を傾けながら、人生を喜び楽しく暮らすことを目的とすることによって、今までと違った人生を送ることができるのです。

 旧約聖書に出てくる、エルサレムの王、ダビデの子、コヘレトは、知恵と富と快楽によって人生の空しさを解決しようとしましたが、空しいことがわかって次のような言葉を残しています。

「わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。神はすべて時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終わりまで見極めることは許されていない。
わたしは知った、人間にとって最も幸福なのは、喜び楽しんで一生を送ることだ、と。
人だれもが飲み食いし、その労苦によって満足するのは神の賜物だ、と。
わたしは知った、すべて神の業は永遠に不変であり、付け加えることも除くことも許されない、と。
神は人間が神を畏れ敬うように定められた。」

 人はキリストという台木にしっかりと接ぎ木され、神の慈しみと厳しさを考えなさい。倒れた者達に対しては厳しさがあり、神の慈しみにとどまる限り、あなたたちに対しては慈しみがあるのです。ローマの信徒への手紙で、使徒パウロはこのように語っています。永遠に神を喜ぶためには、私たちも永遠に生きなければなりません。教会は永遠に生きるためには、人はどうすれば良いのかを教えてくれる地上で唯一の場所です。
 どうかこれからもこの放送を続けてお聞き下さって、いつの日か教会でお会いすることができる日を楽しみにしています。

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