いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
今年のイースターは4月12日です。イースターはイエス・キリストが死者の中から甦ったことを記念する日です。キリストの復活した日が日曜日だったので、今でもキリスト教会では日曜日に集まって礼拝を守っています。
ところで、イエス・キリストは、兄弟を病で失って悲しみに暮れるマルタに言いました。
「わたしは復活であり、命である。」
キリストがおっしゃる「命」とは、ただ単に息をしているとか、心臓が動いているとか、そういう生物学的な命のことをおっしゃっているのではないでしょう。
人間が生きていると実感できるのは、何よりも人間の同士の交わりの中で、自分の価値を見出したときです。言い方を変えれば、愛されていると実感できるときです。誰からも愛されず、誰からも必要とされないならば生きている実感など持てるはずもありません。
聖書が教える命とは、それに加えて、神の御前で発見する自分の価値です。神から愛されているということです。神と敵対し、神から離れたところには命はないのです。
イエス・キリストが復活であり命であるのは、この神の愛の中にわたしたちを生かしてくださるからです。
イエス・キリストはおっしゃいます。
「わたしは復活であり、命である。」