おはようございます。東仙台教会の立石彰です。
今朝は、旧約聖書、エレミヤ書31章16節の御言葉をお読みします。
「主はこう言われる。…。
『目から涙をぬぐいなさい。
あなたの苦しみは報いられる、…。
息子たちは敵の国から帰ってくる。
あなたの未来には希望がある、…。
息子たちは自分の国に帰ってくる。』」
私たちの人生には、悲しみのために、苦しみのために、涙を流さずにはいられないときが必ずあります。
自分ではどうすることも出来ない苦しみの中で、神様は、私たちに「あなたの目から、涙を拭いなさい」と語られます。それは、「そんなことで泣くな。そんなことでいちいち苦しむな」というのではありません。神様は、その苦しみの意味、その悲しみの意味を見つめて、「涙を拭いなさい」と言ってくださいます。なぜなら、「その苦しみは報いられる」からです。たとえ今という状況は、苦しくても、その先には、未来には、希望があるからです。神様を信じて生きる時に、悲しみは悲しみのままで終わることはありません。そこには、大きな報い、大きな希望があるのです。