いかがお過ごしですか。草加松原教会の千ヶ崎基です。今日も神さまの御言葉に耳を傾けていきましょう。
詩編2編2節に「主にのみ、わたしは望みをおいた。主は耳を傾けて、叫びを聞いてくださった」という言葉があります。自分の内側から出てくる苦しみの叫び声を、神様はちゃんと聞き届けて、苦難の中から救い出してくださったというのです。人生の中にやってくる「暗闇」、「恐怖」、「孤独」ともいえる場面、苦しい現実の中に置かれることがあります。人生の中で、自分の中からも、自分の周りからも圧迫を受けて、苦しみや危険を味わう。囚われ人のような、また、逃亡者のような経験を味わう。
しかし、そのような中で苦しみ悶えて叫ぶ時、神様はその声に「耳を傾けて」下さり、助け出して下さる。そして、揺るがない「岩の上」に立たせ、歩ませて下さるというのです。
ここで大切なのは、神様への叫びを上げる時の姿勢というか、心構えです。詩編2編2節の冒頭に「主にのみ、わたしは望みをおいていた」とありました。この姿勢が大切です。他の何かにより頼むのではない。人生の根本的な「悩み」、「解決を見出したい」と思う時に、「神にのみ、望みをおく」のです。神様はあなたを愛して、愛の交わりの中で生かして、あなたに希望を与えて下さる神なのです。