あさのことば 2009年10月30日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎 基(草加松原教会牧師)

千ヶ崎 基(草加松原教会牧師)

メッセージ: 失われたものを捜す

 いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。
 今日も神様の御言葉に耳を傾けていきましょう。

 ある時、イエス様はザアカイという人と出会いました。ザアカイは税金を集める人、徴税人でした。そしてお金持ちでした。なぜ、お金持ちだったかというと、税金を多く取って人々からだまし取っていたからです。周囲から嫌われ、冷たい視線を浴びていた。もちろん、彼自身の振る舞いがそれを引き起こしていたことは言うまでもありません。金持ちで、裕福に生活していても、本当の意味で誰からも相手にされない。みんなに見放されていた人。それが聖書に出てくるザアカイという人でした。

 そして、そんな彼の目の前をイエス様が通り過ぎようとしていた時、彼はいちじく桑の木に登ってイエス様を見ようとしました。するとイエス様が、「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」と言われたのです。「ぜひ、あなたの家に泊まりたい」というのは、一つ屋根の下で寝食を共にするという事です。言ってみれば家族の関係です。イエス様は、「人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである」と言われました。

 この言葉に、イエス様が地上に来られた目的がハッキリと書かれています。イエス様は、汗水流して、日々の私たちに呼びかけておられます。私たちを日々探し求め、出会って下さるイエス様が、今なお、私たちに呼びかけられている声を、聞きもらさずにいて下さい。

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