いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
今週のテーマは「神を想う」です。どの話も、私の小さな体験に基づくものです。
私は、木の葉をとても美しいと思います。まず、その緑色が。さらにその形が。木の葉の形が美しいと感じる理由の一つは、きっと正確な左右対称形にできているからでしょう。右のへりのどこかにへこみがある葉には、葉の軸の反対側の左のへりの同じ位置にやはり同じへこみがあります。
木の葉だけではありません、動物のからだもだいたい「左右対称形」ですね。外の部分も内臓も、かなりのものが、左右の中央に一つあるか、左右対称に二つあるかです。ほかにもたくさん「左右対称」のものが、自然界に見つかるでしょう。それで、自然科学者は、左右対称であることが自然の大特徴の一つだとさえ言います。
さらに、左右対称というのは実際の役にも立つようです。たとえば、草木は左右のバランスを取りながら、左右対称の形に成長します。そうでなければ、片側が重くなり、傾いてしまうでしょう。草木が重力の理論を知っているはずはありませんし、どうしてこんなことが起こるのでしょうか。どても不思議です。