持田浩次（三郷教会牧師）

メッセージ： 何をしてほしいのか

　今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。

　もしイエス様から「何をしてほしいのか」と尋ねられたら何と答えるでしょうか。マルコによる福音書の10章には、この言葉が二回出てきます。
　一回は、弟子のヤコブとヨハネが、イエス様がいつか王様になられたらイエス様の右と左に座らせてくださいと頼んだのです。このことを聞いた他の弟子たちは、腹を立てました。
　二回目は、そのあとでイエス様がエリコの町に来られたとき、バルティマイという盲人が「わたしを憐れんでください」と願ったときでした。人々は彼を叱りつけて黙らせようとしましたが、彼はますます、「わたしを憐れんでください」と叫び続けました。イエス様が「何をしてほしいのか」と言われると、彼は「先生、目が見えるようになりたいのです」と言いました。ヤコブとヨハネは地位を求めましたが、バルティマイは見えることを求めました。

　イエス様は、ヤコブとヨハネの願いは聞き入れませんでしたが、バルティマイの願いは聞き入れました。イエス様が「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った」と言われると彼は、すぐ見えるようになりました。イエス様は、わがままな願いは聞かれませんが、わたしたちが純粋な心で信じて願う祈りを必ず聴いてくださいます。

　今日の聖書の言葉。イエス・キリストの言葉。
「イエスは言われた。『行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。』盲人は、すぐ見えるようになり、なお道を進まれるイエスに従った。」　マルコによる福音書10章52節

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