いかがお過ごしでしたか。仙台カナン教会の代理牧師の首藤です。
今朝のお話は、目が見えない二人の人が、「わたしを憐れんで下さい」とイエスに近寄って来たという話です。
紀元1世紀当時のユダヤ人の中には、病気になると医者ではなく、祭司や教師に診てもらっていたようです。医学と宗教が明確に分離された現代社会に生きるわたしたちには、とても考えられないことですね。ですから、目が見えない二人の人も、イエスのところに来て、「直して下さい」と直接的には言わないで、信仰的に「わたしたちを憐れんで下さい」と言ったわけです。
イエスは、直されたいと思う二人にわざわざ「わたしに直せるか」と聞いておられます。この二人が単にうわさを聞いて来たのか、イエスを信頼して来たのかを確認されたのでしょう。二人は、イエスだけが直せると信じていたので、「はい、主よ」とはっきりと答えています。そこでイエスは、「信じている通りになるように」と言われました。これは、マタイ福音書9章27節以下の御言葉です。
イエスは、「願いなさい。そうすれば、与えられる。あなたがたは喜びに満たされる」との言葉が実現したのだと言われました。さあ、今日もイエスの言葉を信頼する一日にしませんか。