いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。神の言葉である聖書をお読みいたします。テモテへの手紙一 第1章15節から16節です。
「『キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた』という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。しかし、わたしが憐れみを受けたのは、キリスト・イエスがまずそのわたしに限りない忍耐をお示しになり、わたしがこの方を信じて永遠の命を得ようとしている人々の手本となるためでした。」
テモテへの手紙は、使徒パウロが若き伝道者テモテに宛てて記した手紙です。その手紙の中で、パウロは「自分は罪人の中で最たる者である」と記しています。それはパウロがかつて教会の迫害者であったからです。しかし、復活の主イエス・キリストはそのパウロに現れてくださり、福音を宣べ伝える使徒としてくださいました。なぜ、イエス・キリストは迫害者であったパウロを御自分の使徒とされたのでしょうか。それは、「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」ということを証しするためであったのです。
イエス・キリストは、教会の迫害者であったパウロを救うことによって、御自分の忍耐強さ、憐れみ深さをお示しになりました。それゆえ、パウロは自分をイエス・キリストを信じて永遠の命を得ようとしている人々の見本であると語ります。そしてこのことは、パウロだけではなく、イエス・キリストを信じて救われたすべての人に言えることなのです。