ご機嫌いかがですか? 上福岡教会の木村恭子です。
先日、教会で担当している教理教室の学びの中で質問が出ました。「イエス・キリストを信じるってどういうこと?」「どうしたら、信仰の確信が持てるの?」
カトリック、プロテスタント共通の基本となるキリスト教信仰の内容は「使徒信条」の中に示されています。また教会では洗礼の準備会などで信じるべき事柄を学ぶ時が備えられています。ですが、学んだからといって、全てを理解して信仰の確信が得られる、というわけでもないのです。神は人間以上の存在であり、人間の理解を超えた方ですから、人間が神とその御業を完全に理解するのは、もともと不可能なのです。
では、理解できない方を信じることができるのでしょうか?そう、できるのです。神は聖書を通してご自分を示してくださり、聖霊の働きを用いて心に信仰を与えてくださいます。
聖書にこのように書かれています。「わたしたちには、神が“霊”によってそのことを明らかに示してくださいました。“霊”は一切のことを、神の深みさえも究めます」(1コリント2:10)。
聖霊の働きは、人に対して個別対応です。ですから、心に響くところは人それぞれ違います。この時教理教室に出席しておられた方々は、「あなたは何を信じているの?」という質問に対していろいろなことを話して下さいました。今週はその話をご紹介していきます。