あさのことば 2012年6月20日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

メッセージ: 友のために命を捨てること

 ご機嫌いかがですか? 上福岡教会の木村恭子です。
 今週は「あなたは何を信じているの?」という質問に対して、教理教室の出席者が話して下さったことをご紹介しています。

 ある姉妹にとって、信仰のキーワードはヨハネによる福音書15章13節の言葉だったそうです。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」。これは三浦綾子の小説「塩狩峠」のテーマでもありますが、彼女はこの小説に感銘を受けて、この言葉を通して教会へ導かれて、キリスト教信仰を持った方です。

 地上の命はその人にとってたった一つしかないもの、かけがえのない大切なもので、それを失ったら再び手にすることができないものです。そんな大切な命を「友のために捨てる」など、簡単にできることではありません。ですが、わたしのためにそれをしてくださった方がおられる。わたしの罪の身代わりとして、わたしを罪から救うために、十字架にかかって苦しみを受け、自らの命を捨ててくださった方がおられる。それが神と等しい身分でありながら、人として謙遜に地上を歩まれたイエス・キリストです。

 彼女はそのことを知った時、心に神の愛が迫ってきたそうです。イエス・キリストは、あなたの罪のためにも命を捨ててくださいました。これ以上に大きな愛はありません。このイエス・キリストの愛があなたの心にも届きますように。

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