いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
これをお聴きの皆さんは、それぞれの状況の中を歩んでおられることでしょう。大切な方を失って悲しんでおられる方。大切なものを失って心にぽっかりと穴があいたような状態の方。大事な何かを失って、喪失感の中で涙すること。これは、わたしたちが生きている間に何度も経験することです。そんなわたしたちに、神様はこういうお約束をくださっています。ヨハネの黙示録21章です。
「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである」(21:3-4)。主なる神様のお言葉です。
神様がわたしたちの神となってくださる。これは、最も慰めに満ちた、そして、慰める実力を持っておられる御方がわたしたちの親のようになってくださるということです。神様は、わたしたちの悲しみをわたしたちと共にいて、完全に理解し尽くしていてくださっています。理解するだけでなく、神様はわたしたちのすべての悲しみを、涙をことごとくぬぐい取る実力がおありです。
残念ながら、地上を歩む限り悲しみや涙はつきものです。でも、天国に行ったら、悲しみも涙も神様によって完全にぬぐい去られる。これが天国という所です。しかし、天国に行かない今でも、神様はわたしたちの悲しみや涙をすべて知っておられ、悲しむ者と共に歩んでいて下さっています。