ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
新約聖書マタイによる福音書の7章9節以下に、次のような教えがあります。「あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。 魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。」
普通、親は子供に良い物を与えるし、与えようとします。また、子供がどんなに欲しがっても、子供にとって悪いもの、害になる物は与えません。それならば、まして天の父である神様は、良い物をくださるはずだということです。人間の親の場合には、甘やかせてしまったり、間違ってしまったりすることもあります。しかし、神様は完全なお方ですから、間違うことはありません。必ず、必要な物、良い物を与えてくださいます。また、必要でない物、害になるものは、どんなに願っても与えません。あるいは、今は時期ではないから待ちなさいという場合もあるでしょう。そういうことは、祈りを通して分ります。
わたしたちはまず、心から父である神様を信じて、必要と思われるもの、欲しい物、それを祈ります。すぐに与えられる場合もあります。すぐに与えられず、今は時期ではないと悟らされることもあります。また、神様がそれはあなたにとってよくないと、与えないということもあります。なぜ、そのように分るかというと、良い物をくださる恵み深い父なる神様だと、信じて祈るからなのです。