いかがお過ごしですか。仙台教会の吉田です。
一生を通じての友だちを持つことができるということは、何と幸せなことだろうかと思います。世知辛い世の中で、誰かを信じ続けられるということは特別なことだと思うのです。
おそらく皆さんもよく御存じの讃美歌に「いつくしみ深き友なるイエスは」(312番)という歌があります。その中に「世の友我らを捨て去る時も」というフレーズが出てきます。悲しいことですが、長い人生の中で信頼していた友人に裏切られるということがあるかもしれません。あるいは、いつの間にか疎遠になってバラバラになってしまうということもあるでしょう。しかし、どんな時でも、イエス様という御方は決して裏切らない、いつでもわたしたちの声に耳を傾けてくださる本当の友だという讃美歌なのです。
たとい「わたしたちが誠実でなくても、キリストは常に真実であられる」(2テモテ2:13)という聖書の言葉があります。コロコロと移り変わる人の心や世の中で、ただ一人誠実であり続けてくださるあなたの友が生まれた日、それがクリスマスです。