ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
聖書では、神様がわたしたちを愛していると教えています。しかし、どうもピンとこない、色々と祈り願ってもかなえられないし、なかなか自分にいいようには物事がなっていかない、ということがあるかもしれません。本当に神様はわたしを愛しているのか、そもそも神様は存在するのか、そんなふうに思ってしまうこともあるでしょう。
新約聖書エフェソの信徒への手紙3章19節に、キリストの愛は「人の知識をはるかに超える」とあります。20節には、神様は「わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方」とあります。つまり、神様のわたしたちに対する愛とか、わたしたちに対する配慮は、人間の限られた知識や経験では計り知れないものだというのです。キリスト教の信仰生活は、そういう神様の愛を知っていく、経験していく、あるいは味わっていく、そういう歩みだと言ってもいいでしょう。
そのためには、途中でやめたりあきらめたりしては駄目です。それでは、大変もったいないことになります。人の知識をはるかに超える愛、わたしたちの求めや思いをはるかに超えてかなえられる経験、それはインスタントに分かるというわけにはいかないのです。忍耐して聖書を学び続け、祈り続け、求め続けていきたいものです。日々の生活の中で、人生の歩みの中で、それを続けていきたいものです。そうすれば、あなたの生活の中に、人生の中に、人の知識をはるかに超える神様の愛が見えてくることでしょう。