いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。
詩編41編5節です。
「わたしは申します。
『主よ、憐れんでください。
あなたに罪を犯したわたしを癒してください。』」
だれかに苦しめられている時、病気などに苦しんでいる時は、本当につらいものです。しかもどこにも光が見えないような時は、途方に暮れてしまいます。そのような時、いつの間にか自分を苦しめている人や病気などを呪ってしまっていることがあります。気持ちは分かりますが、かえって自分の心をますます重苦しくしてしまいます。
この詩人も人や病気に苦しめられ、死ぬほどのつらさを味わわされていました。「見返すことができるように」とさえ祈っています。しかしこの詩人は、「罪を犯したわたしを憐れんでください。そして、わたしを支え、まっすぐに立たせてください」という祈りも、神にささげていたのです。
わたしたちは、苦しい時、自分を苦しめている人や病気ばかりに囚われがちです。しかし、それではますます自分を追いつめてしまうだけです。むしろこの詩人のように、真の神の前で自分自身を正直にふりかえり、自分の罪をも認め、何よりも自分がまっすぐに立つことができるようにと祈るべきではないでしょうか。主なる真の神は、そのような人を支え、本当の癒しと救いへと導いてくださいます。