ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
教会に通い始められた方は、時々教会の礼拝で行われる聖餐式という不思議な儀式を体験すると思います。礼拝に集まった人々が皆で一緒にパンを食べ、ぶどう酒を飲むのがこの聖餐式です。聖餐式には洗礼を受けた信者しか参加することができません。ですから、まだ教会の礼拝に通い始めたばかりの人や、洗礼を受けていない人は「自分は仲間はずれにされているのではないか」という誤解をしてしまい、寂しい思いをすることもあります。
それではこの聖餐式は何のために行われているのでしょうか。人は食べ物を食べなければ、生きていくことができません。何も食べなければ飢えて死んでしまいます。聖餐式のパンとぶどう酒はわたしたちが神様を信じて生きることができるようになるために十字架で命を献げられた救い主イエスの体と血を表しています。
ですから、神様を信じる者たちはこの聖餐式にあずかる度に、自分は今、このイエスの命によって、新しい命を生きることができているのだということを覚えることができるのです。そして、神様はこの聖餐式に参加する人たちに聖霊を送って、その信仰生活を助けてくださるのです。ですから、わたしたちが信仰生活を送るためには洗礼を受け、聖餐式に参加することが大切なのです。
聖書の言葉「だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。」コリントの信徒への手紙一 11章26節です。