ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
聖書の書き出しの言葉は、「初めに、神は天地を創造された」という御言葉です(創世1:1)。「初めに、神は天地を創造された」。この御言葉は、神様が時間と空間を造られた御方であることを教えています。時間と空間は、わたしたちの世界の枠組みであり、前提とも言えるものです。わたしたちは誰もが、時間と空間という制約の中で生活しています。わたしたちは、今、ここに、生きています。わたしたちは、今、ここにしか生きられないのです。
しかし、神様はそうではありません。神様は、時間と空間をお造りになった御方でありますから、時間と空間に縛られるということはないのです。旧約聖書のエレミヤ書23章にこう記されています。「わたしはただ近くにいる神なのか、と主は言われる。わたしは遠くからの神ではないか。誰かが隠れ場に身を隠したなら わたしは彼を見つけられないと言うのかと 主は言われる。天をも地をも、わたしは満たしているではないかと主は言われる」。(23-24節)
このように、神様は空間と時間に縛られない、天をも地をも満たしておられる御方なのです。それは言い換えれば、神様は、今、わたしとも、そして、あなたとも、共にいることができるお方なのです。神様は天と地を造られた御方、時間と空間を造られた御方です。この神様によって、わたしも、あなたも、今、ここに、生かされています。