ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
聖書によればわたしたち人間は皆、神のみ前に罪を犯しており、神の厳しい裁きを受けなければなりません。ですから救い主イエスはわたしたちの罪をわたしたちに代わって償うために、わたしたちと同じ人間となり、十字架にかかってくださったのです。なぜなら、わたしたち人間は皆、無力な存在で自分の罪を自分で償うことも、ましてや他人の罪を代わって償うこともできないからです。
それでは、どうしてイエスだけはわたしたちすべての人間の罪を償うことができるのでしょうか。なぜならイエスは人間であると同時に、力ある神の御子であられるからです。だからこのイエスだけがその神の力を持ってわたしたちの罪を完全に償うことができるのです。
イエスは十字架にかかって死なれましたが、3日目にこの神の力によって死から甦られました。イエスの復活の出来事はイエスが神の力を持ってわたしたちを罪から完全に救い出してくださったことをも表しているのです。だから教会は人間となられたイエスの誕生を祝うクリスマスの日をお祝いするのと同じように、イエスが神の力によって復活された復活祭、イースターの日をも喜びをもってお祝いし続けるのです。
聖書の言葉
「御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。」ローマ信徒への手紙1章3節から4節です。