いかがお過ごしでいらっしゃいますか。せんげん台教会の浅野正紀です。今日も聖書の教えに共に耳を傾けましょう。
クリスマスとは、わたしたちの救い主イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。ぜひ救い主イエスの誕生の意味について考えてみましょう。
使徒パウロは、フィリピの信徒への手紙2章6節から8節で、イエス・キリストについて次のように記しています。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした」。
主イエス・キリストは、神でありながら、神であることに固執しませんでした。それどころか、自分を無にして僕の身分になり、わたしたちと同じ人間としてこの世界に生まれてくださいました。神でありながら、人間の姿で生まれてくださったほどに、イエス・キリストは、へりくだってくださいました。このイエス・キリストのへりくだりは、十字架の死によって最もよく現わされました。
この世界は、自分の利益を第一とし、自分を大きくみせようとみえをはり、人を押しのけてでも自分が上に立とうとする人であふれています。わたしたちもそのような人の一人です。イエス・キリストは、このような世界に生まれることで、神の前での徹底的なへりくだりの姿を示してくださいました。このイエス・キリストの姿をしっかり心にきざんで生きていきましょう。