いかがお過ごしでいらっしゃいますか。せんげん台教会の浅野正紀です。今日も聖書の教えに共に耳を傾けましょう。
クリスマスとは、わたしたちの救い主イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。ぜひ救い主イエスの誕生の意味について考えてみましょう。
使徒パウロは、ローマの信徒への手紙1章3節から4節で、イエス・キリストについて次のように記しています。「御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです」。
パウロは、主イエス・キリストがダビデの子孫として生まれたことを語ります。確かに主イエスは、ダビデの子孫、ヨセフの家に生まれました。
ダビデとは、主イエスが生まれる約1000年前に神の民イスラエルを統一した偉大な王です。神様は、この神の王国をダビデの子孫に跡を継がせ、揺るぎないものとし、ダビデの王座を堅く据えることを約束されました。
主イエス・キリストがダビデの子孫として生まれたということは、まさに、神様がイエス・キリストを通して神の王国を実現させようとしていることを意味しています。神の王国では、愛と恵みによる支配が実現します。主イエスの誕生は、神の愛と恵みの支配が始まったことを意味しています。わたしたちは、主イエスを救い主と信じることで、この神の愛と恵みによる支配の中に入ることができます。