いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
聖書の舞台となった2千年前のユダヤは、ローマ帝国の支配下にありました。ある時、イエス様を陥れ、殺そうと企んでいる人がイエス様に質問しました。「皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。納めるべきでしょうか、納めてはならないのでしょうか」と。
「納めるべきだ」と言えば、ユダヤの人々からの信頼を失います。反対に「納めるべきではない」と言えば、ローマ帝国に対する反逆者とみなされ、ただでは済みません。
イエス様は、当時使われていた銀貨を持って来させて言われました。「銀貨にローマ皇帝の姿が刻まれているならローマに返しなさい」と。すなわち、「納税しなさい」と。
しかし、続けて「神のものは神に返しなさい」とも言われました。
イエス様を嫌う人々に、「あなたの命はどこから来たのか。なぜ、あなたはここに生きているのか。あなたの人生の所有者は誰か。それこそ愛に満ちた神であるイエス、この私である。だから、自分の人生を神に返しながら、神と共に生きよ」と言われたのです。
私たちを新しい人生に招こうとされている神がおられる。そういう神であるイエス・キリストがおられることをぜひ知っていただきたいと思います。