いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
聖書の時代に、エルサレムにある神殿は神様を礼拝する中心でした。ある時、弟子の一人がエルサレム神殿を指して、「先生、ご覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう」と言いました。するとイエス様は、「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない」と、エルサレム神殿崩壊の予告をされました。事実、エルサレム神殿は、紀元70年にローマ軍の手によって滅ぼされてしまいます。神を礼拝する場所が奪われてしまったのです。
しかし、以前イエス様は、「この神殿を3日で立て直してみせる」と言われたことがありました。それは、文字通りにエルサレム神殿を石で作り上げることではありません。これは象徴的な言葉です。イエス様は、ご自分が十字架で死んだ後、3日目によみがえって、ご自分が神礼拝の中心そのものになると言われたのです。
イエス様を心の中で呼び求め、共に生きたいと願うなら、私たちはいつでもイエス様とお会いできます。この幸せな神礼拝、神の国に生きること、神の愛のご支配に生きる幸いに、私たちすべてが招かれているのです。