ご機嫌いかがですか。千葉県八千代市にあります、勝田台教会の牧師をしております坂井孝宏と申します。
以前、こんなことがありました。私が色んなことがあってちょっと疲れていた時です。その日は色んな人と語りあう中で、本当に人間というのは小さいものだなあと、小さくて、無力で、いつも何かに抗っていて、そして怖がっていて…。でもそんな私たちが、出会わされて、互いに魅かれ合っていく。時には傷つけ合っていく。またでも祈りあい、やがて、誰もが一人で死んでいく。
そんなことを思いながら、家族で語らっていた夜のひと時に、不意に娘が、自分の最愛の聖句として、ヨハネ福音書の15章の13節の言葉を伝えてくれたのです。
それは、「友のために自分の命を捨てること、これ以上の愛はない」という言葉です。「友のために自分の命を捨てること、これ以上の愛はない」。
この言葉を思い出して、私はなんだか、ふるさとに帰ったような安心を覚えました。
この罪人である私を、「友」と、「友」と呼んでくださり、命を捨ててくださったという、あのイエス様の十字架の愛。これ以上の愛はないんだ。この愛で、私は愛していただきました。そして、あなたも「友」を愛しなさいとイエス様は私に教えてくださいました。
このイエス様との出会いが、私のすべてなのでした。スタートであり、ゴールです。
この宇宙に起こり来るすべてのことは、このイエス様の愛に覆われているのです。