ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
あるとき池で水浴びをしている象のところにネズミがやって来て、「池から出て来てほしい」と象に言いました。象は初め、面倒くさいと思ってネズミを無視していたのですが、ネズミがあまりにも何度も象に「池から出るように」と言って来るので、しぶしぶそうすることにしました。
するとネズミは池から上がった象を一目見ると、すぐに「もういいよ」と言って立ち去ろうとしました。そこで象は、ネズミが何をしたかったのかを尋ねました。するとネズミは「象さんがぼくのパンツを間違ってはいていないか、確かめたかったのさ」と答えたのです。
このお話が紹介されていた本の結論には「人間が神について想像したことを、本当の神さまに当てはめようとすれば、それは象にネズミのパンツをはかせるよりも難しい」と説明されていました。
私たち人間は本当の神さまを知る能力も知識も持っていません。そして私たちが、勝手に想像する神の姿は、本当の神さまとは似ても似つかないものとなるのです。当然、そのような神に私たちを救う力はありません。だから、私たちは自分の想像を働かせる代わりに、神さまが私たちに与えてくださった聖書の言葉を通して、神さまを正しく知り、信じる必要があるのです。
聖書の言葉
「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」テモテの手紙二 3章16節