今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
パウロは迫害されて、ローマの獄中にいました。そのパウロを励まそうと、遠くマケドニアのフィリピの教会から、贈り物や手紙をたずさえてエパフロディトが遣わされました。
それをとても喜んだパウロが、フィリピの教会に宛てた手紙の中で、こう書いています。
「それにしても、あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました。フィリピの人たち、あなたがたも知っているとおり、わたしが福音の宣教の初めにマケドニア州を出たとき、もののやり取りでわたしの働きに参加した教会はあなたがたのほかに一つもありませんでした。」
パウロが「あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました」と書いているように、贈り物を送ったり手紙を届けたり、パウロのために神様にお祈りすることは、パウロの苦しみを共にすることだったのです。
どんなに遠く離れていても、同じ苦しみを共にし、寄り添っているのだと考えました。それによって、ローマの獄中にいるパウロの苦しみを軽くしました。また、それによって、パウロの働きに参加した(フィリピ4章15節)とも言っています。
あなたがだれかのために神様にお祈りしたり、手紙や贈り物をしたり、実際にその場に訪ねたりすることは、神様の眼差しから見れば、その人の苦しみや働きに寄り添っていることになるのです。
今日の聖書の言葉
「どのようなときにも、友を愛すれば、苦難のときの兄弟が生まれる。」箴言17章17節