ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス様には、特別に選ばれた12使徒という側近の弟子たちがいました。ところが、イエス様が捕えられたとき、それまでイエス様に従っていた使徒たちは、怖くなって逃げ出してしまいました。また、イエス様が十字架にかけられた後は、今度は自分たちが危ないのではないかと、家に鍵をかけて閉じこもっている状態でした。
そんな使徒たちに、復活したイエス様が現れてくださったのです。そして、あなたがたに平安があるようにと声をかけてくださいました。使徒たちをあらためて、イエス様を伝える働きをするために世に遣わしてくださいました。それによって使徒たちは、堂々とイエス様のことを伝える者へと変えられていったのです。
今度は捕まっても、時の権力者の前で堂々とイエス様のことを教えました。牢獄にとらえられても、平安のうちに過ごしました。いえ、殉教してまでも、なおイエス様のことを信じ続け、伝え続けたのでした。
使徒の代表格とも言えるペトロは、イエス様が捕えられたとき、お前も仲間だろうと追及されます。すると怖くなって、そんな人は知らないと言ってイエス様のことを否定したのでした。それが3度も繰り返されます。イエス様にしてみれば、大変な裏切り者だということになるでしょう。そういうペトロをも、イエス様はなお愛してくださり、立ち直らせてくださったのです。
その後ペトロは立派な働きをしました。最後は、ローマ帝国で殉教したと言われています。
イエス様を知り、イエス様とかかわるとき、人は変えられるのです。自分の力で変わるのではありません。イエス様のお力によって変えられるのです。そうして、新しい歩み、新しい生活、新しい人生が始まるのです。