ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
先日ある本を読んでおりまして、人間というのは、自分が死ぬということを知ってしまった唯一の動物だという、そういう表現があって、なるほどと思いました。自分が死ぬということを知ってしまった。それゆえに人は、ずっと、「死」ということを考えてきました。「なぜ死ぬのか」と、問い続けてきました。
そしてそれは、「なぜ生きるのか」ということと、いつも表裏一体です。
その答えは、簡単に手に入れることはできないし、手に入れてはいけないことだと思います。だからこそ、教会で「神の言葉」を学び続けて、大切に考えていくことが必要なんだと、私は思います。
牧師や、先輩の信仰者に助けをいただきながら、聖書を読んで、よく生き、よく死んでいくということを、ぜひ考えてみてください。
例えば、こんな御言葉も大きな手掛かりになると思います。ローマの信徒への手紙の14章7節8節です。
「わたしたちの中には、だれ一人自分のために生きる人はなく、だれ一人自分のために死ぬ人もいません。わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。従って、生きるにしても、死ぬにしても、わたしたちは主のものです。」