ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります、勝田台教会の牧師をしております坂井孝宏と申します。
聖書の、新約聖書第一ペテロの1章8-9節に、こんな言葉があります。
「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。それは、あなたがたが信仰の実りとして魂の救いを受けているからです。」
ここに、「言葉では言い尽くせない喜び」ということがある。「言葉では言い尽くせない喜び」というのは、すごい表現ですよね。考えてみるともう、最後の最後の禁じ手のような表現です。
聖書というのは、言葉を尽くして書かれたラブレターのようなものですね。だけども、その地上のあらゆる言葉を駆使しても、なお表現することができない…。言葉に言い尽くせないという、救いの喜びというのは、そういうものでしょう。
私自身も、これまでたくさんの方と語らってきた中で、イエス様がその方の魂に触れて下さる瞬間というものに立ち会わせていただいて、「言葉に言い尽くせない」思いを味あわせて頂きました。
「生きていてよかったぁ」と涙を流された方もいました。私は神の子にしていただいたのですねと、声を震わせていた方もいらっしゃいました。
もうそれ以上何も言えないし、何も言わなくてもいいと思いました。そこにはただ、神の愛が満ちるのです。