ご機嫌いかがですか。宇都宮教会代理牧師の豊川修司です。
今朝の御言葉は詩編23編1節、「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない」という箇所です。この御言葉には、人間が生きていく上で一番大切なこと、すなわち神に信頼を置くことが描かれています。
聖書には羊飼いと羊の話しが沢山登場します。旧約聖書ではただ一人の神を羊飼と呼び、神が愛したイスラエル民族を羊と呼んでいます。羊は生活に欠かせない重要な動物です。ですから、羊飼いは羊が獰猛な敵に襲われないように守るのです。
新約聖書ヨハネによる福音書10章11節では、主イエス御自身が「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」と語っています。
なぜなら羊は本来、一人では生きることができない大変弱い動物です。ましてや水が少なく、岩だらけのパレスチナ地方においては、羊飼いが羊を守らなければ生きていけないのです。こうして羊飼いのもとにいる羊は、安心して生きることができるのです。
実はここに登場する羊飼いと羊は、神と人間の関係を譬えた言葉です。人間は羊のように神の保護のもとで生きる時、「わたしには何も欠けることがない」と神に全幅の信頼を置くことができます。心と魂の安らぎの場、キリストの教会にあなたの身を置いてみませんか。