いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
「キリスト教は難しい」という声を、よく耳にします。どこが難しいのでしょうか?今週はこの問題を、様々な面から考えています。そして、それが誤解なら正しましょう。
実際これは誤解です。キリスト教の教えは単純です。二点に纏められます。
第一、この世界を創って今も導いておられる唯一の神を信じる。
第二、イエス・キリストを通して、私たちに示されたこの神の愛を信じる。
これを理解して信じる時、魂が変えられ、モノの見方が一変して、新しい生き方が始まります。
とは言うものの、この教えを初めて聞く時、多くの方が、「言葉としてはわかるけど、ピンと来ない、右の耳から入ってそのまま左の耳から出ていく」という感じを持たれるでしょう。なぜでしょうか、ここが一つのポイントです。
「世界を創った唯一の神」と言われても、私たちの身の周りには、木や石の多くの神々の像があるだけです。
「神の愛」と言われても、愛と言えばテレビで見る男女の愛情愛欲がまず思い浮かぶでしょう。
つまり、翻訳聖書で同じ日本語が使われていても、その意味合いは、さらにその背後のものの考え方は、日本で長く培われてきたものと大きくズレているのです。
しかし不思議なことですが、真剣にキリスト教を知ろうと願って聖書を読み続け、礼拝に出ている人には、必ず真意がわかってきます。