お元気にお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
今でこそ、キリスト教は世界宗教の一つとして、誰もが知っている宗教です。しかし、最初からそうだったわけではありません。イエス・キリストの招きに応じてわずかな数の弟子たちが集まっていただけです。それも、この世的な目からすれば、弟子たちは決して人目を惹くような素晴らしい人々だったというわけではありませんでした。
けれども、イエス・キリストはご自分に従ってくる人々にこうおっしゃっています。
「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」
弟子たちがどんなに小さな群れであったとしても、また、世の中から注目を浴びないとしても、それでも、キリストは彼らに神の国を約束してくださいました。この約束は今なお変わることがありません。
考えても見れば、だれも最初から神の正しさに適った人などいません。神がそのようなことを人間に要求したとしたら、だれも救われないでしょう。いえ、神の目にかなわないからこそ、救いが必要なのです。
このことを真摯に認め、キリストにより頼む者に、天の父なる神は喜んで救いをもたらしてくださいます。
今日の聖書の言葉…「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」ルカによる福音書12章32節